大規模なGT.Mシステムでは、すぐにOSのメモリのリソース制限を越えてしまうことがあります。 また、システムによっては、大規模でなくても、OSのデフォルトでは低過ぎるものもあります。
共有メモリ制限のデフォルト(SHMMAXとSHMALLの両方とも)は32Mバイトですが、 procファイルシステムで変えることができます(再起動なし)。 例えば128Mバイトを許可するためには下記のようになります。
$ echo 134217728 >/proc/sys/kernel/shmall
$ echo 134217728 >/proc/sys/kernel/shmmax
これらのコマンドを起動時に実行されるスクリプトに記述することもできます。
他の方法として、sysctlが利用できるならば、それを使用してこれらのパラメータを制御することができます。 /etc/sysctl.confという名前のファイルに以下の行を追加してください。
kernel.shmmax = 1073741824
このファイルは通常は起動時に処理されますが、sysctlは後で明示的に呼び出すこともできます。
再起動の際もSELinuxの状態を保持したい場合は、 /etc/selinux/configを直接編集します。
# vi /etc/sysconfig/selinux ← SELinux設定ファイル編集
SELINUX=enforcing
↓
SELINUX=disabled ← システム起動時にSELinuxを無効化