$ZSOurce

$ZSO[URCE] には、 ZEDITとZLINKコマンドのためのデフォルトのパス名を指定する文字列の値を含んでいます。引数なしの ZEDIT や ZLINK は、ZEDIT / ZLINK $ZSOURCEと同等です。

$ZSOURCEは、最初は、null文字列が含まれています。ZEDITとZLINKコマンドが引数のパス名を持っている時には、それらは暗黙的にその引数に$ZSOURCEを設定します。このZEDIT / ZLINK引数は、フルパス名または相対的な1つを含めることができます。相対パスは、カレントディレクトリ内のファイル、または、現在の作業ディレクトリからファイルへのパスを含めることができます。後者の例では、最初のディレクトリ名の前に、スラッシュを含めないでください。$ZSOURCEは、そのスラッシュを含む、現在の作業ディレクトリへのパスを先頭につけます。

ファイル名には、ファイル拡張子を含めることができます。もし拡張子が .m または .o の場合、$ZSOURCEはそれをドロップします。ZEDITコマンドは、.m または .o 以外の拡張子の引数を受け入れます。$ZSOURCEは、そのような引数が渡される時に、拡張子を保持します。

もし$ZSOURCEが .m または .o 以外の拡張子を持つファイルが含まれている場合、ZEDITはそれを処理しますが、ZLINKはエラーメッセージを返します。

$ZSOURCEは、読み書き可能な固有な特殊変数です(すなわち、SETコマンドの引数に等号 (=) の左側で出現が可能)。$ZSOURCEの値には、環境変数を含めることができます GT.Mは、VMSの慣習にしたがって変換を反復実行することによって、他の論理名に変換する論理名を処理します。もしVMSの検索リストへ論理名を変換する場合、GT.Mは、リスト内の最初の名前だけを使用します。

例:

GTM>ZEDIT "subr.m"
.
.
GTM>WRITE $ZSOURCE
subr

例:

GTM>ZEDIT "test"
.
.
.
GTM>WRITE $ZSOURCE
"test"

例:

GTM>ZEDIT "/usr/smith/report.txt"
.
.
.
GTM>WRITE $ZSOURCE
/usr/smith/report.txt

例:

GTM>ZLINK "BASE.O"
.
.
.
GTM>WRITE $ZSOURCE
BASE
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