$ZCOmpile

$ZCO[MPILE] は、GT.Mのコンパイラを制御する1つ以上の修飾子で構成される文字列の値が含まれています。明示的なZLINKと自動ZLINKは、それらが実行するコンパイルのデフォルトとして、これらの修飾子を使用します。

$ZCOMPILEは、読み書き可能な固有な特殊変数(Intrinsic Special Variables)で、すなわち、SETコマンドの引数に等号 (=) の左側で出現が可能です。$ZCOMPILEの値は、それぞれスペースで区切られたMコマンド修飾子のリストの形式をとります。

環境変数 gtmcompile が定義されている時は、GT.Mは gtmcompile の変換に$COMPILEを初期化します。そうでなければ、GT.Mはヌル値で$ZCOMPILEを初期化します。 現在の呼び出しのために唯一最後にGT.Mが呼び出しをしている間に、$ZCOMPILEの値の変更をしますが、環境変数 gtmcompile の値は変更しないでください。

ZCOMPILEは、コンパイル時にエラーが発生した後に 1 のステータスを返します。

$ZCOMPILEが null の場合、GT.MはデフォルトのMコマンド修飾子、-IGNORE, -LABEL=LOWER, -NOLIST, -OBJECT を使用します。Mコマンド修飾子の詳細については、 第3章: “開発サイクル を参照してください。

例:

$ export gtmcompile="-LIST -LENGTH=56 -SPACE=2"
$ gtm
GTM>WRITE $ZCOMPILE
-LIST -LENGTH=56 -SPACE=2
GTM>SET $ZCOMPILE="-LIST -NOIGNORE"
GTM>WRITE $ZCOMPILE
-LIST -NOIGNORE
GTM>ZLINK "A.m"
GTM>HALT
$ echo $gtmcompile
-LIST -LENGTH=56 -SPACE=2

この例では、$ZCOMPILEを設定する環境変数 gtmcompile を使用します。SETコマンドで$ZCOMPILEを変更します。ZLINK 引数は、コンパイルで強制的に、.m拡張子(タイプ)でファイルを指定します。もし A.m にコンパイルエラーが含まれている場合、コンパイルはルーチンのリストを生成し、オブジェクトモジュールを生成しません。GT.Mが終了した後、シェルコマンドの echo $gtmcompile は、SETコマンドで環境変数を変更していないことを示します。

inserted by FC2 system