GOTOコマンドは、その引数で指定された位置へ実行を移行します。
GOTOコマンドのフォーマットは:
G[OTO][:tvexpr] entryref[:tvexpr][,...]
オプションでコマンド直後に続く真理値の式は、GT.Mがコマンドを実行するかどうかをコントロールする後置コマンドです。
必要な入口参照(entryref) は、制御の移行のためのターゲットの位置を指定します。
入口参照(entryref) 直後のオプションの真理値式(tvexpr)は、後置条件の引数を指定し、そして、GT.Mがその引数を持つGOTOを実行するかどうかを制御します。
GOTOに後置条件がない限り、GOTOに続く行にある追加コマンドは、任意の目的に使われることはありません。
間接指定演算子と1つ以上のGOTOの引数リストに評価される原子式(expression atom)は、GOTOに正当な引数を構成します。
FORコマンドに続く行内のGOTOコマンドは、そのFORコマンドを終了します。
入口参照(entryref)の詳細については、 第5章:“Mの一般的な言語特徴” を参照してください。
例:
GTM>GOTO TIME+4
このGOTOコマンドは、ダイレクトモードから(現在アクティブなルーチンで)行ラベルTIME の後の4(4)行目に制御を移します。オフセットの使用は、通常は、デバッグのテクニックであり、めったにはプロダクション(本番)コードで使用されません。
例:
GOTO A:x<0,^A:x=0,A^B
もしx が0(ゼロ)より小さい場合は、このGOTOコマンドは現在のルーチンのラベル A へ制御を移行し、 x が0(ゼロ)に等しい場合は ルーチン ^Aへ移行し、そうでない場合は、ルーチン ^B のラベル A へ移行します。いったん移行のいずれかが発生すると、引数の残りは、何もしません。