環境変数を定義

GT.Mは、環境を設定する一部として、特定の環境変数を定義することが必要です。これらの環境変数は、次の目的のために使用されます:

以下の手順で、環境変数を定義する方法について説明します。シェルのプロンプト、または、あなたのシェルのスタートアップファイル内の、どちらかいずれかで、環境変数を定義するために、この手順を使用します。シェルのプロンプトで変数を定義する場合、それは、あなたがログアウトするまでの間のみ、有効になります。もし、あなたが、あなたの .profile ファイルで定義する場合は( Cシェルを使うなら、.cshrc )、それは、あなたがログインする毎に有効になるでしょう。お使いのシステムマネージャは、既に、いくつかのこれらの変数が定義されている場合があります。

[注意] 注意

GT.Mに必要とされる各環境変数は、説明され、そして、手順に従った個々のセクションに示される。gtm_distのみ、そして、いくつかのケース、gtmgbldir、gtm_principal、gtmroutines は、プログラミングのアクティビティを実行していないユーザーに必要とされます。

次のコマンドは、環境変数のタイプを定義する:

$ env_variable=env_variable_value
$ export env_variable

次の環境変数は、GT.Mのランタイム操作のいくつかの詳細を決定する情報を保持し、これ以上はユーザが制御しています。

gtm_dist

gtm_distは、インストールされたGT.Mのプログラムとサポートファイルの位置を確立するために使用されます。

gtm_distの構文は、以下のとおり:

$ gtm_dist=<GT.M-distribution-directory>

標準インストールでは、これらのファイルは /usr/lib/fis-gtm に置かれます。

例:

$ gtm_dist=/usr/lib/fis-gtm/V6.0-002_x86_64
$ export gtm_dist

これは、GT.Mファイルがインストールされた位置として、 /usr/lib/fis-gtm/V6.0-002_x86_64 を識別します。

GT.MがインストールされたディレクトリをUNIXが検索できるようにするために、あなたのPATH環境変数にgtm_dist を追加します。( アクティブにする、または、イメージを実行するためにコマンドを処理する時 )。これは、明示的なパスを指定しないで、GT.Mとユーティリティをアクティブにするために許可します。

あなたのPATHタイプへgtm_distを追加するために、次のコマンドです:

$ PATH=$PATH:$gtm_dist
$ export PATH
[注意] 注意

このマニュアルの多くの例はでは、ほとんど、あなたのPATHにgtm_distを追加したと仮定します。

gtmgbldir

gtmgbldir は、グローバルディレクトリへのパスを定義します。物理的なデータベースファイルへの、グローバル変数をマップし、そして、Mグローバル変数の位置を示すことが必要です。gtmgbldirは、$ZGBLDIRのための初期値、GT.Mのランタイムシステムをグローバルディレクトリへ接続する固有の特殊変数を、提供します。それもまた、必要とされるユーティリティへグローバルディレクトリを接続します。

もし、複数のグローバルディレクトリを維持する場合は、現在使用したいグローバルディレクトリへ gtmgbldir を定義します。

gtmgbldir定義のシンタックス:

$ gtmgbldir=/directory/filename.gld

例:

$ gtmgbldir=/usr/staff/mumps.gld
$ export gtmgbldir

これは、mumps.gld という名前のグローバルディレクトリファイルを含むディレクトリとして、/usr/staff を指定します。

gtm_principal

gtm_principal 環境変数は、主要な$IOデバイスの絶対パス名を指定する$principalために値を指定します。これは、標準Mに強化されたMDC Type A です。

以下は、gtm_principal 定義の例です:

$ gtm_principal=/usr/filename
$ export gtm_principal

これは、さらにそれ以上効果的に変更されるまで、または、特定のセッションがログアウトするまで、主要な$IOデバイスとして /usr/filename を指定します。

gtmroutines

gtmroutines環境変数は、Mルーチンの可能な場所の検索リストを指定します。この値は、$ZROUTINES を初期化するために使用されます。(固有の特殊変数は、あなたが実行したいルーチン(プログラム)を見つけるためにGT.Mを有効にします)ZLINKingのためには、gtmroutines が必要です。gtmroutinesは、gtm_dist にある、パーセントユーティリティとグローバルディレクトリエディタ(GDE)を呼び出すには、とりわけ有用です。

$ gtmroutines="directories in search list"

検索リスト内のディレクトリは、スペースで区切り、そして、二重引用符 (" ")で囲まれる必要があります。環境変数は、検索リストに受け入れられています。

以下は、gtmroutines の定義の例です:

$ gtmroutines=". $gtm_dist"
$ export gtmroutines

これは、GT.Mが現在のディレクトリ (.) の内の最初のルーチンを検索し、(環境変数 gtm_dist によって識別された)配布ディレクトリに移動し検索することを、説明します。それがパーセントルーチンを含むので、配布ディレクトリは、リストに含まれています。おそらく、最低限これらの2つの項目を含むように、検索一覧を必要とするでしょう。また、あなた自身のディレクトリを追加することがあります。

GT.Mがどのようにルーチンの検索リストを使用するかの方法については、 "$ ZROutines" を参照してください。

エディタ

シェルまたはZEDITのいずれかから、ルーチンを編集する時に、EDITOR環境変数は、UNIXテキストエディタの使用を指定します。これがあなたのUNIX環境を確立する標準の一部であること以来、あなたのシェルの起動ファイル内で、定義されていても、別のエディタを使用する時には、おそらく唯一のこの定義を必要があります。、

例:

$ EDITOR=/usr/bin/vi
$ export EDITOR

これは、現在のテキストエディタを、vi として定義します。

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