このマニュアルについて

目次

対象読者
マニュアルの目的
どのようにこのマニュアルを使用するか
概要
このマニュアルの表記規則

GT.Mはハイエンドなデータベースアプリケーション開発プラットフォームです。フィデリティ ナショナル インフォメーション サービス(FIS)が提供しています。GT.M はM言語(MUMPSとしても知られている)環境を提供し、それはISO/ IEC 11756:1999にほとんど準拠しています。GT.Mコンパイラは、ACID(原子性(Atomicity:アトミック性),一貫性(Consistency),独立性(Isolation),永続性(Durability))トランザクションをフルサポートした標準M言語スクリプト言語の実装です。楽観的並行性制御(optimistic concurrency control)とソフトウェアトランザクショナルメモリ(STM:並列計算を行う際の共有メモリへのアクセス法)を持っていて、それはデータベースとプログラミング言語間の一般的な不一致を解決します。GT.Mデータモデルは、階層型の連想記憶(つまり多次元配列)で、インデックスとコンテンツのデータタイプには全く制限がありません。アプリケーションロジックは、その問題のドメインに適した、任意のスキーマ、ディクショナリまたはデータ構成を採用することができます。

GT.Mが持つユニークな能力によって、論理的なマルチサイトのアプリケーションを作り、それが、ロジックやスキーマの計画的な変更のみならず、予想外のイベントに直面しても、ビジネスを継続するための無類のツールとなります。

このマニュアルで解説されているユーティリティや標準オペレーティングシステムのツールを用いて、GT.Mのインストールと管理ができます。最初の3章は、GT.Mの概要、インストール手順、および、GT.Mシステム環境を説明します。残りの章は、GT.M運用管理について説明します。

inserted by FC2 system