デフォルトのインストール手順では環境変数 gtm_dist へ割り当てるディレクトリへGDEユーティリティを位置付けします 。
GDEを起動するには:
GTMに入って、コマンドを使用する場合:
GTM>do ^GDE
シェルから入力する場合:
$ mumps -r GDE
GDEは以下のような情報メッセージを表示した後にGDE>プロンプトを表示します:
%GDE-I-LOADGD, loading Global Directory file /prod/mumps.gld %GDE-I-VERIFY, Verification OK GDE>
もしこれが動作しない場合は、セットアップを調査しファイルアクセスに関する問題についてシステム管理者へ連絡してください。
GDEから離れるには:
すべての変更を保存しシェルへ戻るにはGDEのEXITコマンドを使用します 。
GDE> EXIT
すべての変更を破棄しシェルへ戻るには、GDEのQUITコマンドを使用します 。この変更は保存されません。
GDE> QUIT
このセクションでは、マッピングの各コンポーネントの定義に適用されるパラメータを示します。
名前(NAME)は添字なしグローバル変数名の一部分です。1つの名前(NAME)が唯一の領域(REGION)へマップできるよりもまた、唯一の名前(NAME)が1つの領域(REGION)だけにもマップすることができます。
名前(name):
グローバルディレクトリには、1つの領域(REGION)のみマップします。
大文字小文字を区別します。
アルファベット文字またはパーセント記号(%)で始まる必要があります。
31文字の英数字です。
個々に "global" の名前をつけます、例えば、aaaはグローバル変数 ^ aaaに対応します。
ワイルドカード("*")で終了する部分的な名前が可能です。例えば abc* は ^abc文字で始まるすべてのグローバルを表します。
領域(REGION)はデータベースの一部分について情報を保持する論理的な構造です。それはキーサイズとレコードサイズのようなものです。1つのキーはグローバル変数名の内部の表現です。この章の表現ではグローバル変数名とキーが交互に使用されます。1つのレコードはキーとそのデータを参照します。
1つのグローバルディレクトリは少なくとも1つの領域(REGION)が必要です。1つの領域(REGION)は1つのセグメント(SEGMENT)のみへマップします。1個以上の名前(NAME)に領域(REGION)をマップすることがあります。
領域(REGION)名:
半角英数字、ドル記号($)、アンダースコア(_)を含めることができます。
1文字から16文字までです。
GDEは自動的に地域(REGION)名を大文字へ変換ます。そしてデフォルトの領域(REGION)としてDEFAULTを使用します。
1つのセグメント(SEGMENT)はファイルに関連するデータベースのストレージ特性を定義します。1つのセグメント(SEGMENT)は1つのファイルにマップする必要があります。1つのセグメント(SEGMENT)は唯一1つの領域(REGION)によりマップされることができます。
そのファイルに格納されるデータベースに物理ファイルとアクセスメソッドを定義するために、GT.Mはセグメント(SEGMENT)を使用します。
セグメント(SEGMENT)名:
半角英数字、ドル記号($)、アンダースコア(_)を含めることはできます。
1文字から16文字までです。
GDEは自動的にセグメント名を大文字へ変換ます。GDEはデフォルトのセグメント(SEGMENT)名にDEFAULTを使用します。
ファイルには情報のストレージと回復のために UNIX によって提供された構造があります。GT.Mによって使用されるファイルはディスクに常駐するランダムアクセスファイルにする必要があります。
デフォルトではGDEはデフォルト(DEFAULT)セグメント(SEGMENT)のファイル名 mumps.dat を使用します。拡張子を指定しない時には、GDEはファイル名に .datを加えます。一般的に、それらは操作上の問題を生成する傾向があるので、ファイル名でファイルシステムへ潜在的な意味論的な意義を持つ非グラフィックおよび句読点を避けてください。
この手順を完了するには、すでにグローバルディレクトリがオープンされている必要があります。
新しいグローバル変数名を追加します。
GDE> add -name cus -region=cusreg
この例では、グローバル名 cusを領域(REGION) cusreg へ マップします。
もしそれが存在しない場合は、領域(REGION) cusregを追加します。
GDE> add -region cusreg -d=cusseg
これは領域(REGION) にcusregを作成し、セグメントのcussegに接続します。-d[ynamic] は値として関連付けられているセグメント名を取るのに必要とされる修飾語句です。
セグメントに cusreg を追加します、もしそれが存在しない場合は、そして、それをファイルへリンクします。
GDE> add -segment cusseg -file=cus
この例では、セグメント(SEGMENT) cusseg を作成し、それをファイル cus.dat へ接続します。
グローバルディレクトリへ追加した情報を確認するために、コマンドSHOWを入力してください。
コンフィグレーションで基本の整合性チェックを実行するには、コマンドVERIFYが入力してください。
グローバル ディレクトリを終了して変更を保存するには、EXIT コマンドを入力します。この時点で、GDEは自動検証を実行します。もし 成功が確認されたならば、マッピングとデータベースの仕様はグローバルディレクトリの一部になり、プロセス、ユーティリティ、システムのランタイムでアクセスが可能となります。
唯一 MUPIP CREATEはデータベース仕様を使用しています; 実行時のプロセスとその他のユーティリティ機能は、マップのみ使用しそしてグローバルディレクトリ内の他の情報を無視します。